(37)自然エネルギーの可能性
「世界自然エネルギー白書2010」ではEUとアメリカは新設発電所の60%が
自然エネルギーによるものとされている。
理由は安くて、CO2が出ないから。
日本では高くて役に立たないというイメージで伝えられるが、
日本は情報鎖国でいいようにメディアが勝手にコントロールします。
実は、日本は自然エネルギーだけで100%やっていける。
A 「風力発電」の可能性
東京電力が東京大学に委託して行った研究で、
「犬吠崎の沖合いに風車をびっしりと建てたらどれぐらい発電するか」
ということを調べさせた。
その結果、東京電力が年間に販売する282TWhと同等の電力が
まかなえることがわかった。(日本の1/3の電力量)
この結果を見て東京電力は東京大学に「このデータを表に出さない」
ように依頼した。
※よく調べるとネット上でも拾えます。
http://www.energy.iis.utokyo.ac.jp/html_faculty/html_07/ishihara.html これは残念ながら既に消されていました。by トンビア母
ただし、この報告書の最後はこう書かれている。
「水深500Mを超える海域にあり、経済的に利用が難しい」
風力発電は通常は浅瀬に刺して行われるが、日本の海域は突然
深くなるので、長い発電所が必要となり、経済的でない。
ところが、九州大学が作った風車がある。
カーボンファイバーでつくられていて、海に浮く。
そして勝手に発電してくれる。
六角形のベースを組み合わせているので地震にも強い。
今、有明海に造っているところだ。
http://ameblo.jp/ghostripon/entry-10291984643.html 「大規模洋上風力発電」は可能になってきている。
風力発電量は風速の3乗倍に比例する。
海は抵抗がないから、陸地よりも大きな風力を得られる。
北海道・東北・九州の海は風速が強いので、洋上風力発電に向いている。
犬吠崎の沖合いだけでも日本の1/3以上の電力をまかなうことができるのだから、
これらの地域も加えれば相当量の発電ができる。
B 「波力発電」の可能性
神戸大学院が作ったもので、9m×15mの楕円形の物体を
洋上に浮かせる。
その上にジャイロといい物がついていて、波で揺れるたびに
クルクルと回る。
回っている力をそのまま電気に変えるので、極めて変換効率が高い。
1機あたり太陽光発電の15倍の45KWを発電することが可能。
しかも、波がある間中発電できるので、日が照っている時しか
発電できない太陽光と違って、1日中発電が可能。
http://jstshingi.jp/bunya/pdf/072807.pdfこの波力発電を尖閣諸島に並べたい。
そこに中国がやって来て、「天然ガスを掘らせろ!」と言って来たら、
「何に使うの?」と聞く。
「発電に使うんだ!」と言われたら、
「そこの波力発電から好きなだけ電気持って行っていいよ!」と言ってあげよう。
たかだかエネルギーのことでケンカする必要なんかない。
日本は面積は狭いが、海を含めると国土の12倍の面積がある。
発電できる場所は実は多い。
海の上の「波」という資源、「風」という資源、これらを有効活用
すると日本はエネルギーの輸出国になれる。
C 「地熱発電」の可能性
アイスランドはエネルギーの85%が地熱発電でまかなっている。
地熱発電で発電した後、セントラルヒーティングで各家庭にお湯を
配っている。
それでもお湯が余るので広大な温泉を作った。
実はアイスランドの「地熱発電装置」は「日本製」である。
世界で一番優れた地熱発電の装置を日本が作っているのだ。
17基の装置のうち14基が日本製。
そして各国にも輸出している。
タービンに限って言えば、世界中の3/4は日本製。
アイスランドの地熱発電の関係者はこういうのだそうです。
「同じ島国で同じ火山国で技術のある日本には、いったいどれだけの
地熱発電があるんだい?」
実際はほとんどありません。
日本がもし本気で地熱発電をやると今消費している電気の30%を
まかなえます。
更に、「バイナリー発電」というのがあります。
これは50℃のお湯から発電できるのだが、日本の潜在能力は60%
まかなえるぐらいあります。
ということは、地熱の高温で 30%
50℃で 60%
合計、日本の90%の電気を地熱だけでまかなえることになります。
D 「小規模水力発電」の可能性
水力発電の発電量は 水量 × 高さ × 重力 で決まる。
だから、段々畑状のものでもダムと発電量は同じになる。
川や用水路を使って発電ができるのがこの小規模水力発電。
小規模水力発電とは、道路脇の水路に、鉄板をらせん状にした
ものを取り付ける。
水が落ちるたびにカラカラと回って発電する。
4.5Mの長さがあれば4人家族一軒が自給できる。
問題なのはこれで作った電気が自分で使えないことだ。
自分の家の敷地内に水が流れていればOKだが、敷地の外であれば
絶対に使ってはいけないことになっている。
なぜならば、私たちは電力会社からしか電気を買うことを許されて
いないからだ。
「電力会社」に「買ってくれ」と頼むと断られる。
地球温暖化防止に有効な発電であるにもかかわらずだ。
買ったとしても2~3円/KWぐらいでしか買わない。
売るときは22円/KWも取るくせに。
一方、自分の子会社や出資した会社が作った電気は高く買っている。
日本は送電線を電力会社が握ってしまっていることが問題。
日本以外の全ての先進国は送電線は公共の物である。
(38)発送電分離
大事なことは電気を三分割すること。
「発電」「送電」「配電」に。
電力は「発電」と「送電」と「配電」に別れ、それぞれ別々な会社が
運営することによって利用者が好きな電力会社の電気を買うことが
出来るようになっているのが欧米では一般的です。
当然、競争意識も生まれるので、電気料金は安くなります。
東電の原発事故の補償金は国が立替えている。
その額は20兆円以上とも予想されます。
そこで、政府が賠償金を「肩代わり」する代償として東京電力から
「送電」部門を取り上げて国の管轄にしてしまうのです。
そして、「送電料金」を政府が徴収していくと。
この方法であれば、時間はかかりますが、政府は「肩代わり」分を
回収することが出来ます。
「発送電分離」を言い出した途端に管首相は総理の座から引きずり降ろされた。
それだけ、「発送電分離」は電力会社に取って困る事。